彼を雇用していた会社も大変だろう。

雇用管理責任を問われて・・・

中小の建設業の労働従事者を探すのは本当に難しい。

若い年齢の労働者は少ない。

工業高校とかに求人を出しても、中小の建設事業者に就職してくるのは5,6年に一人か二人ぐらい。

若く、やる気にあふれている作業員は、将来の企業の中核を担ってくれるものと期待していたことだろう。

しかし、てんかんのことを本人から申告されなければ、会社では調べようがない。

事故を起こした会社は、とても厳しいペナルティーが入る。

労働基準監署からの一定期間の厳しいチェック。

建設業であれば、経営事項審査の評点が下がり、公共工事の受注が難しくなる。

会社の信用の失墜。

最初にニュースを最初に見た時、

お亡くなりになった子供たちの突然奪われてしまった未来のことと、御家族の無念を一番最初に思い、

次に、事故を起こした本人が若かったので、彼の未来を思い暗澹たる思いになり、

彼を雇用していた会社に、深く同情してしまいました。

もちろん、一緒に事故にあった子供たちの心の傷も・・・

しかし、次のニュースで、てんかんの持病があったことが報道され、続報で3年前に同様の事故を起こしていたこと。

その事故の、執行猶予期間であったことが報道されるに至って、やり切れない気持ちになった。

世間一般からきっと彼を雇用した会社は、なぜ、雇用時にもっとよく調べなかったのかと非難を浴びるだろう。

てんかんをよく知らない私のような一般人から、てんかんであることを正直に申告している人達は偏見の目を向けられるのではないか?

被害にあった子供たちのご家族の憤り・・・

彼が、正直に ”てんかん” の持病があることを申告したら、採用されないのではないか?と思ったのかもしれない。

生活がかかっていたのだろう。とも思う。

しかし・・・

故意ではなくても、その危険性を解っていたはずのはずの彼の行為は、殺人といえるのではないか・・・

正直に暮らしている他の”てんかん”という持病を持つ人達への裏切り行為ではないか・・・

好きでそんな持病を持ったわけではない。

そんな、彼の心の声が聞こえるような気がする。

でも、6人もの子供の命を奪う理由にはならない。

本当に、悲しくて考えさせられた。

二度と起きて欲しくない。






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NaS

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