よもやま話のその果てに思い出した・・・
2014年11月7日 日常元看護婦さんだったというお姉さま方と食事をご一緒した時の話。
救急外来の話から、ある方が
” 家の父親が近所の公民館で飲み会があって、お開きになった後、公民館の鍵
を返しに行ったお宅の玄関で、転んで頭から血を流して救急車で運ばれた事があ
あったんだけど、自宅が近所だったので、そのお宅からの連絡で母が呼ばれて
救急車に乗っていったんだよね。
(救急車には必ず誰か1名は、付き添わなければならないらしい)
婚家で、誕生日のお祝いの準備をして、” さあ食べるぞ ” という時に母から
電話来て、病院に駆けつけたんだけれど。
本人は、もべろんべろんに酔っぱらっていて
” 若いあねこがいい ” だの 救急外来の看護婦さんや母に迷惑かけていて、
も、頭来て父に
”ばっかじゃないの、みんなに迷惑かけて”
ってがつがつ怒ったんだよね・・・
看護婦さんも、
”もっと、言った方がいいよ!!”
って言ってさ・・・
ただ、担当の先生が
”仕方ないですよ、こういうことだってたまにありますよ”
って言ってくれたんだけれど。
先生に、
”すみません。救急外来ってもっと重症の患者さんたくさん見なきゃいけないのに
こんなので・・・”
って言ったら
”頭の傷ですし、小さな石のかけらやガラス片などが入っている可能性も考えられ
るので、救急に来たのは正解でしたよ”
って言ってくれてさ・・・
でも、本人が又変なこと言い出すから、本当に頭来てさ、父に
”うるさい、この禿!!”
って言ったら・・・
先生も若禿だったのよ~
もう、はぁ・・・だったわ”
という話にみんなで大笑い。
アルコールが入っていると血流がよくなるようで、血がどばどば出るそう。
すると、別の方が
昔の話だけれど、と前置きして
” 新年交賀会の時、べろんべろんに酔っぱらったYさんが、会場の入り口で転んで
頭を打って血がどくどく流れていたんだそうだけれど、一緒にいたTさんが慌てて
Yが死んでしまう・・・と大急ぎで救急車を呼んだんだけれど、お家の方と連絡
がつかなくてTさんが救急車に乗っていったんだって。
で、Tさんの奥さんが迎えに来たんだけれど、旦那さんがいない。
でも、そばにいた知り合いの酔っ払い(飲むと、ほんとにどうしようもない
ホジねえ人達なんだよねぇ・・・)
が、” せっかく来たんだから置くってあべ ” ってその人たちに言われて
送っていったのはいいんだけれど、酔っ払っているから時間がかかったんだって。
で、家の旦那はどこ?
送った後に、救急外来のある病院を探して走り回って(携帯もない時代だったから)
探し当てたのもう、次の日だって・・・
転んだ本人は酔っぱらってるから、痛いも何もないけれど・・・
ついて行った、一気によいの冷めた Tさんと迎えに来た奥さん大変だっだよね”
という話。
本当に酔っぱらいっていやだよね。
で、思い出したくないことを思い出した。
話をしなかったんだけれど
思い出した。
笑えない・・・
もうだいぶ前のこと。
近所に父の同級生(この方の娘さんと私も同級生で幼馴染)がいるんだけれど
交通事故に遭われてお亡くなりになった。
その時、私の母は体調が悪く入院中(親戚にも、近所にも入院したことを隠して
ました。)
父は地域の飲み会に行っていていなかった。
知らせを受けた私は、とりあえず父が帰ってくるのを待ってから顔出しに行かな
ければと思っていたら、
べろんべろんに酔っぱらった父が帰ってきて、顔出しに行くと言い出す始末。
何故知っている?
まっすぐ立って歩けないような状態なのに・・・
私が行ってくるからといっても聞かない。
怒り出すし・・・
仕方なく、車に乗せて彼女の家に向かう。
はじの方に車を止めて、父を支えながら歩くのだけれど、も、まっすぐ歩けないし
2,3歩すると座り込もうとするしで大変。
こんな状態なので、家の中に入らないで挨拶だけして帰ろうと思っていたのだけれど
玄関に入った途端シャンとするし、
玄関に挨拶に出てきた私の幼馴染の彼女に
”こんなふうで申し訳ないけれど、おめのかっちゃはよ、このあたりで最後の俺の
同級生だからよ、挨拶にきたじゃ”
とろれつがあまり回らないながらも挨拶して中に入ろうとするし。
私も彼女に
”ごめんね、言い出したら聞かなくて・・・、まず、挨拶したんだから帰りましょう”
と、父に行ったんだけれど聞かない。
周りにいた彼女の親族の方も、彼女も何故か、この酔っ払いを上げようとするし。
仕方なく広間に入って、ご遺体に対面させたら帰ろうと思っていたら、後ろから
連絡を受けた近所の方々が来て、出れないような状態。
しかも、父は一番前の座布団に座って動こうとしない。
困った。
そうこうするうちに、和尚さんが来てお経をあげ始める。
しおらしく、うなだれている父。
何事もなく、終わりますように・・・と祈りながら。本来ならこんな前の方に
いるはずではない私が父の後ろに座る。
お経が、心地よかったのか、イビキを父がかきはじめる。
後ろから、こずくと一旦しずかになるんだけれど・・・
長かった・・・・
顔が上げられなかった・・・
もう、泣きたかった・・・
本当に、長かった。
すでに、自力で歩けない父を、彼女の親族の力を借りて私の車で家に帰る途中
車の中にゲロられました・・・
もう・・・
本当に、もう・・・・
ただ、こんなひどい状況だったにも関わらず、
彼女に
”ありがとう”
と言われたことが救いでした。
もちろん、彼女には何度も謝りましたけれど・・・
車のクリーニング代は、父に払わせましたけれど。
あの匂いって、なかなか消えないんですよね・・・
一番最初の車だったな…
そういえば、あの車、酔っ払ったおじさんを家に送っていくときおもらしされたっけ・・・
思い出したくなかったな・・・
救急外来の話から、ある方が
” 家の父親が近所の公民館で飲み会があって、お開きになった後、公民館の鍵
を返しに行ったお宅の玄関で、転んで頭から血を流して救急車で運ばれた事があ
あったんだけど、自宅が近所だったので、そのお宅からの連絡で母が呼ばれて
救急車に乗っていったんだよね。
(救急車には必ず誰か1名は、付き添わなければならないらしい)
婚家で、誕生日のお祝いの準備をして、” さあ食べるぞ ” という時に母から
電話来て、病院に駆けつけたんだけれど。
本人は、もべろんべろんに酔っぱらっていて
” 若いあねこがいい ” だの 救急外来の看護婦さんや母に迷惑かけていて、
も、頭来て父に
”ばっかじゃないの、みんなに迷惑かけて”
ってがつがつ怒ったんだよね・・・
看護婦さんも、
”もっと、言った方がいいよ!!”
って言ってさ・・・
ただ、担当の先生が
”仕方ないですよ、こういうことだってたまにありますよ”
って言ってくれたんだけれど。
先生に、
”すみません。救急外来ってもっと重症の患者さんたくさん見なきゃいけないのに
こんなので・・・”
って言ったら
”頭の傷ですし、小さな石のかけらやガラス片などが入っている可能性も考えられ
るので、救急に来たのは正解でしたよ”
って言ってくれてさ・・・
でも、本人が又変なこと言い出すから、本当に頭来てさ、父に
”うるさい、この禿!!”
って言ったら・・・
先生も若禿だったのよ~
もう、はぁ・・・だったわ”
という話にみんなで大笑い。
アルコールが入っていると血流がよくなるようで、血がどばどば出るそう。
すると、別の方が
昔の話だけれど、と前置きして
” 新年交賀会の時、べろんべろんに酔っぱらったYさんが、会場の入り口で転んで
頭を打って血がどくどく流れていたんだそうだけれど、一緒にいたTさんが慌てて
Yが死んでしまう・・・と大急ぎで救急車を呼んだんだけれど、お家の方と連絡
がつかなくてTさんが救急車に乗っていったんだって。
で、Tさんの奥さんが迎えに来たんだけれど、旦那さんがいない。
でも、そばにいた知り合いの酔っ払い(飲むと、ほんとにどうしようもない
ホジねえ人達なんだよねぇ・・・)
が、” せっかく来たんだから置くってあべ ” ってその人たちに言われて
送っていったのはいいんだけれど、酔っ払っているから時間がかかったんだって。
で、家の旦那はどこ?
送った後に、救急外来のある病院を探して走り回って(携帯もない時代だったから)
探し当てたのもう、次の日だって・・・
転んだ本人は酔っぱらってるから、痛いも何もないけれど・・・
ついて行った、一気によいの冷めた Tさんと迎えに来た奥さん大変だっだよね”
という話。
本当に酔っぱらいっていやだよね。
で、思い出したくないことを思い出した。
話をしなかったんだけれど
思い出した。
笑えない・・・
もうだいぶ前のこと。
近所に父の同級生(この方の娘さんと私も同級生で幼馴染)がいるんだけれど
交通事故に遭われてお亡くなりになった。
その時、私の母は体調が悪く入院中(親戚にも、近所にも入院したことを隠して
ました。)
父は地域の飲み会に行っていていなかった。
知らせを受けた私は、とりあえず父が帰ってくるのを待ってから顔出しに行かな
ければと思っていたら、
べろんべろんに酔っぱらった父が帰ってきて、顔出しに行くと言い出す始末。
何故知っている?
まっすぐ立って歩けないような状態なのに・・・
私が行ってくるからといっても聞かない。
怒り出すし・・・
仕方なく、車に乗せて彼女の家に向かう。
はじの方に車を止めて、父を支えながら歩くのだけれど、も、まっすぐ歩けないし
2,3歩すると座り込もうとするしで大変。
こんな状態なので、家の中に入らないで挨拶だけして帰ろうと思っていたのだけれど
玄関に入った途端シャンとするし、
玄関に挨拶に出てきた私の幼馴染の彼女に
”こんなふうで申し訳ないけれど、おめのかっちゃはよ、このあたりで最後の俺の
同級生だからよ、挨拶にきたじゃ”
とろれつがあまり回らないながらも挨拶して中に入ろうとするし。
私も彼女に
”ごめんね、言い出したら聞かなくて・・・、まず、挨拶したんだから帰りましょう”
と、父に行ったんだけれど聞かない。
周りにいた彼女の親族の方も、彼女も何故か、この酔っ払いを上げようとするし。
仕方なく広間に入って、ご遺体に対面させたら帰ろうと思っていたら、後ろから
連絡を受けた近所の方々が来て、出れないような状態。
しかも、父は一番前の座布団に座って動こうとしない。
困った。
そうこうするうちに、和尚さんが来てお経をあげ始める。
しおらしく、うなだれている父。
何事もなく、終わりますように・・・と祈りながら。本来ならこんな前の方に
いるはずではない私が父の後ろに座る。
お経が、心地よかったのか、イビキを父がかきはじめる。
後ろから、こずくと一旦しずかになるんだけれど・・・
長かった・・・・
顔が上げられなかった・・・
もう、泣きたかった・・・
本当に、長かった。
すでに、自力で歩けない父を、彼女の親族の力を借りて私の車で家に帰る途中
車の中にゲロられました・・・
もう・・・
本当に、もう・・・・
ただ、こんなひどい状況だったにも関わらず、
彼女に
”ありがとう”
と言われたことが救いでした。
もちろん、彼女には何度も謝りましたけれど・・・
車のクリーニング代は、父に払わせましたけれど。
あの匂いって、なかなか消えないんですよね・・・
一番最初の車だったな…
そういえば、あの車、酔っ払ったおじさんを家に送っていくときおもらしされたっけ・・・
思い出したくなかったな・・・
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